麗江市 (Lijiang)
麗江古城はかつて少数民族のナシ族の王都であり、現在でもナシ族の人々が多く居住している. またナシ族のほかにリス族、プミ族、ペー族、イ族が居住し、漢族より少数民族人口の多い地域となっている. 1996年の麗江地震で大きな被害を受けたが、翌年の古城区の麗江古城の旧市街の世界遺産への登録などを契機に復興が進められた. 4年ほどで地震被害はほぼ修復されたうえ、古すぎた建物も修復された. その後の人気化とともに以前は旧市街ではなく、近代的な建物があった場所まで旧市街と同様の建物が建てられ、「旧市街」の範囲が広がりつつある.
唐代以降は吐蕃や南詔、大理の支配下に置かれた.
清代には流官(中央任命官)が支配する麗江府となり、中華民国が成立すると麗江県が設置された.
1949年7月、人民解放軍の進出によって麗江県人民政府が成立、1961年4月には麗江ナシ族自治県となった. さらに2003年6月8日、周辺地区を統合し地級市に昇格し現在に至っている.
1996年2月、この地域で麗江地震と呼ばれる強い地震が発生し、大きな被害を受けた.